演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

模擬透析体外循環モデルにおけるポリビニルピロリドン溶出動態の検討

演題番号 : O-0238

鎌田 亜紀:1、西村 友貴:1、島本 佳昌:1、宮田 賢宏:1、橘 克典:1、海本 浩一:1

1:大阪電気通信大学医療福祉工学科

 

【目的】透析膜からのポリビニルピロリドン(PVP)溶出量の測定には,PVP の膜透過性がない前提で,ダイアライザ血液側に溶液を循環するモデルが汎用される.しかし,PVP の膜透過性が示唆されており,今回,血液側と透析液側に溶液を流す(模擬透析体外循環)モデルでPVP の溶出動態を検討した.
【方法】洗浄後RENAK PS-1.6(n=6)を用いて,RO 水を血液側に1L 循環させ(流量200ml/min),透析液側にシングルパスで流した(流量500ml/min).循環開始5 分後,2 時間後と4 時間後に,血液側は循環溶液中,透析液側は部分貯留溶液中から採取しPVP 溶出量を算出した.
【結果】血液側PVP 溶出量は5 分後が3.01mg(median),2 時間後が1.98mg,4 時間後が1.87mg と低下し,透析液側PVP 溶出量は5 分後が0.65mg,2 時間後が99.54mg,4 時間後が48.30mg であった.
【まとめ】透析液側を流すと,血液側のPVP 溶出量が低下したことから,PVP の膜透過の可能性を示し,PVP 溶出量の測定には臨床に即した模擬透析体外循環モデルでの評価が必要である.

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