演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

RDW(赤血球容積粒度分布幅)とFilter Life timeとの検討

演題番号 : O-0237

小柳 邦治:1、永野 裕之:1、吉福 律子:2、中沢 将之:3

1:佐世保総合医療センター医療技術部臨床工学室、2:佐世保総合医療センター看護課、3:佐世保総合医療センター腎臓内科

 

【目的】昨年,日本急性血液浄化学会で,平均血小板容積(MPV)とFLT の検討という表題で,MPV 上昇とFLT 短縮の関連性を述べた.今回,赤血球容積粒度分布幅(以下RDW)とFLT との検討を行ったので報告する.
【対象】当院で血液透析を受け,RDW 値が確認できた患者とした.RDW 上限値を14.5 とし,14.5 以上を高値症例とし検討した.凝血評価は当院の6 段階評価を使用した.これらのRDW 検査・経過とFLT 経過を後ろ向きに検討を行った.また,急性血液浄化時のMPVとFLT 等の比較検討も行った.
【考察】慢性血液透析患者のRDW も,急性血液浄化患者のMPV 上昇と同様,炎症・感染傾向時の上昇がみられた.RDW 高値症例に回路凝血が有意に見られた.RDW が高値で血液の乱流を来たし凝血しやすい事が推測された.急性血液浄化ではMPV がFLT 短縮に影響が強く,血液透析ではRDW 値上昇が凝血傾向のparameter 的な側面が大きい事が示唆された.
【結語】RDW は炎症・感染状態で高く,回路凝血しやすい事が示唆された.

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