演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

致死量のエチレングリコール中毒を救命し得た1例

演題番号 : O-0105

高見 徳人:1、松崎 拓朗:1、後藤 千慶:1、杉山 豊:1、三村 哲史:1

1:岐阜県立多治見病院腎臓内科

 

【症例】53 歳,男性.
【主訴】意識障害
【現病歴】元々既往歴のない53 歳男性.X 年7 月23 日20 時30 分頃に自殺目的に不凍液(エチレングリコール)服薬.自宅リビングで倒れているのを両親が発見し7 月24 日00 時50 分頃に当院救急搬送された.採血上はアシドーシス著明,浸透圧ギャップも著明に上昇.病歴経過を踏まえエチレングリコール中毒症と診断した.服薬して数時間経過しており,致死量を服薬した可能性が高く,救命目的に右内頚静脈に透析カテーテル挿入し,同日に緊急血液透析施行の運びとなった.また本症例においてはエチレングリコールの拮抗薬であるホメピゾールも使用した.血液透析,拮抗薬使用にてアシドーシスは改善,合併症なく第7 病日に退院となった.
【考察】エチレングリコール中毒症は稀な症例であり,治療が奏効したために入院経過を報告する.拮抗薬のホメピゾールの使用経験を踏まえ文献的考察を含めて報告する.

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