演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

急性下肢虚血(ALI)に対する血管内治療による血行再建術後症候群(MNMS)にCHDが有効になり得た一例

演題番号 : O-0103

西脇 渓:1、三浦 崇:1、持留 智昭:1、植木 康志:1、千田 啓介:1、西村 仁志:1、三枝 達也:1、海老澤 聡一朗:1、元木 博彦:1、岡田 綾子:1、小山 潤:1、桑原 宏一郎:1、橋本 幸始:1、上條 祐司:1

1:信州大学循環器内科

 

【現病歴】10 年前より糖尿病にて透析導入されていた86 歳男性.20XX 年8 月23 日突然の左下肢痛が出現し色調変化を認めたため市中病院へ搬送され,保存的加療されたが症状進行及び筋逸脱酵素の上昇と造影CT にて左浅大腿動脈の閉塞を認めALI が疑われ,8 月25日に治療目的にて当院搬送された. 
【入院後経過】同日,血栓除去術にて血流を得たが直後より徐脈に至り,PEA 波形となり心肺蘇生(CPR)し,CHD を開始した.乳酸値ピークアウトし血圧安定したため,26 日15 時からCHD 回収したが回収後血圧低下し,再度PEA となった.自己心拍再開後にCHD 再導入となった.
【考察】MNMS では破壊組織の代謝産物により多臓器不全を来たす.本症例では再灌流直後に心肺停止となり,迅速なCHD 導入を行い全身状態の安定化を得た.今後ALI の再灌流に際してはCHD の積極的な導入が救命に有効となり得ると考える.

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