演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

インスリン療法中の糖尿病透析患者におけるVildagliptinからDulaglutideへの切り替え効果

演題番号 : O-0031

大野 敦:1,2、入江 康文:2、大竹 喜雄:3

1:東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科、2:三愛記念病院内科、3:三愛記念市原クリニック

 

【目的】インスリン(I)療法中の糖尿病透析患者(DN)におけるVildagliptin(V)の併用効果[透析会誌47(Suppl・1):567,2014]を報告したが,今回V からGLP-1 受容体作動薬の週1 回製剤であるDulaglutide(D)への切り替え効果を検討した.
【方法】対象は,I 療法中でV 併用量を増量後もGA20%以上のDN5名で,平均の年齢62.2 歳,糖尿病罹病期間25.2 年,透析期間84.4 ヵ月,BMI26.7,I 総量26.6U,GA24.9 %, 随時SCPR13.0ng/ml.V:100mg/ 日をD:0.75mg/ 週に切り替え,切り替え前後の透析前血糖値(BG),GA,BMI,I 総量を比較検討した.
【結果】経過中,BG,GA,SMBG データを参照に,I のメニューを随時変更しながら管理した.その結果BMI の平均に有意な変動はなかったが,GA は改善傾向,一部の症例でI 総量の減少を認めた.経過中,I を適時減量することにより重症低血糖例はなかった.
【結論】さらに多数例での長期な検討は必要であるが,I 使用中のDNにおいてV のD への切り替えは有用な可能性がある.

前へ戻る