演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

高齢者にもAVGで高血流透析を

演題番号 : O-0011

松本 富夫:1、竹本 将彦:1、池田 政宣:1、住元 了:1、若本 晃希:2、眞田 亜季:2

1:国立病院機構柳井医療センター外科、2:国立病院機構柳井医療センター内科

 

【目的】当院は高齢患者にも高血流透析を行うため人工血管(以下AVG)設置を行い約25%を占める.当院で設置したAVG 患者について設置の背景,デザインや設置前後の心機能評価,開存率などを検討した.
【対象】平成27 年4 月から平成28 年12 月まで当院でAVG を設置した19 名 平均年齢74.5 歳 男性9 名 女性10 名 平均透析期間78.9ヶ月 原疾患:糖尿病8 名 腎硬化症11 名 
【方法】心エコー,定期採血に加え,一次開存率と二次開存率を計測.
【結果】AVG 設置の背景は,返血路不全が9 名,動脈表在化7 名,瘤2 名,血流低下1 名.デザインはストレートが11 名,上腕ループが6 名,前腕ループが2 名,設置前後の平均Qb は215.0ml/min → 368.1ml/min,Kt/V は1.51 → 2.10 と有意に上昇.設置前と約一年後の心エコー(平均値)ではEF81%→ 76%,LVDd41mm → 42mm と有意差を認めない.一次開存率は一年で25%,二次開存率は一年で100%.
【結語】血管の荒廃した高齢者にも積極的にAVG を設置することで,高血流透析を行うことが可能である.

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