演題情報

口演

開催回
第62回・2017年・横浜
 

人工血管内シャント(AVG)のV側吻合における工夫(第一報)

演題番号 : O-0010

杉原 裕基:1、白鳥 亨:1、室谷 典義:1

1:千葉病院バスキュラーアクセス科

 

【背景】我が国におけるAVG の一次開存率は低く,その原因の多くはV 側吻合部及びそのrun off vein にあるとされている.1 年後の二次開存率は52 ~82%程度と報告されており,二次開存率80%が目標とされている.閉塞をきたすメカニズムは様々な機序が考えられている.今回我々は,乱流を軽減する目的で静脈内にグラフトを直接挿入し固定する方法を手術に取り入れ検討したので報告する.
【方法】グラフト閉塞もしくは狭窄にてグラフトによる再建が必要な患者で,腋窩静脈が十分に太い症例に対して,腋窩静脈そのものにグラフトを直接挿入し,固定する手術を施行した.
【結果】現時点ではまだ日が浅く,結果について検討できるほどの時間は経過していないが,血流は直線化し,乱流は減少していると考えられる.
【まとめ】閉塞メカニズムのうち,乱流が軽減されればグラフトで繰り返し閉塞・狭窄を来す患者でも開存率が向上できる可能性があり,本学会総会にて経過およびデータを報告する.

前へ戻る