演題情報

学会・委員会企画

開催回
第62回・2017年・横浜
 

抗酸化物質添加,抗酸化機能水を用いた血液浄化法(腹膜透析,血液透析)の開発

演題番号 : GI-10-1

友 雅司:1

1:大分大学医学部附属臨床医工学センター

 

透析液の大きな役割としては,腎不全患者血液からの尿毒症性溶質の効果的な除去と電解質バランスの確保,アシドーシスの補正が挙げられる.腹膜透析液は経腹膜的に血中に吸収されることより注射薬の可能性を持ちうる.血液透析液も高溶質透過性,高透水性のダイアライザーが多く用いられている本邦において,逆濾過は必至であり,注射液としての側面を持ち,清浄化した透析液を置換液(注射液)として用いる,オンラインHDF 療法も広く行われるようになってきた.従来,腹膜透析液については腹膜組織の保護を目指しての物質添加等が行われていたが,腹膜組織保護のみならず経腹膜的に血管内に吸収された後の効果を期待して抗酸化物質の添加とその可能性について検討中でありその可能性を報告する.血液透析においては,尿毒症性溶質の荷電状態を修飾することによる新規血液浄化法は開発出来ないかと,擬似血液中に少量の水素ナノバブル水(超清浄化した)を直接注液し,擬似血液中の尿毒症溶質の荷電状態の修飾を試みるともに,外部よりの電気負荷による尿毒症性溶質除去への影響について検討を試みている.これら,抗酸化物質添加腹膜透析についての可能性および,まだ開発・研究の極めて初期の段階ではあるが水素ナノバブル水を用いた血液透析についての新技術(?)について発表させていただく.

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