演題情報

口演

開催回
第61回・2016年・大阪
 

カルバマゼピンによる好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の一例

演題番号 : O-0999

阿部 哲也:1、内藤 正吉:1、関本 恵子:1、高橋 遼:1、島田 芳隆:1、正木 貴教:1、竹内 和博:1、鎌田 真理子:1、小川 みゆき:1、村野 順也:1、青山 東五:1、佐野 隆:1、小原 宏哉:2、竹内 康雄:1

1:北里大学病院 腎臓内科、2:北里大学病院 皮膚科

 

【症例】77歳男性。既往歴;花粉症。健康診断で異常を指摘されたことはない。1年前より三叉神経痛の診断でカルバマゼピン内服を開始。1ヶ月前から左前腕に皮疹が出現し徐々に増悪したため当院皮膚科受診。多形滲出性紅斑の診断で緊急入院し、カルバマゼピンを中止された。入院時より乏尿であり、好酸球数 3168/μL、Cr 7.8 mg/dl、腹部超音波検査で腎腫大を認めた。第3病日に当科転科し、血液透析を施行。第8病日に施行した腎生検では、細動脈周囲や間質に好酸球浸潤および肉芽腫様変化を伴う所見を認めた。また、カルバマゼピンのDLST陽性で、神経伝導速度検査上、多発性単神経炎の所見を認めたことから、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の診断でステロイド療法を開始。その後腎機能は改善した。
【まとめ】カルバマゼピンによる好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の報告は稀であり、文献的考察を加えて報告する。

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