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開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持透析患者におけるリナグリプチンの使用経験~15症例の検討~

演題番号 : P-3-475

天野 博明:1、伊藤 悠人:1、瀬戸 建:1、小野 淳:1、高根 裕史:1、友利 浩司:1、井上 勉:1、大野 洋一:1、小林 竜也:2、加藤 信孝:3、荒尾 俊夫:3、金川 誠一:4、岡田 浩一:1

1:埼玉医科大学腎臓内科、2:小林内科医院、3:(医)蒼仁会寄居本町クリニック、4:(医)社団誠弘会鶴ヶ島駅前クリニック

 

【目的】リナグリプチン(LGP)は末期腎不全患者に使用可能なDPP-4阻害薬である。今回、2型糖尿病を有する維持透析患者15例に対しLGP投与を行い、有効性と安全性の評価を行った。
【方法】観察期間は2014年4月から2015年1月。対象は20歳以上の2型糖尿病を有する維持透析患者で、従来の血糖降下療法にLGP追加投与(10例)とし、他のDPP-4阻害薬を投与中の場合はウォッシュアウト期間を設けずにLGPに変更投与(5例)した。開始時、4週目、12週目でグリコアルブミン値(GA値)を測定した。
【結果】GA値の平均は開始時21.6±4.2%、4週目20.6±3.5%、12週目で19.7±4.0%と有意に低下した(p≤0.05)。
【考察】LGPは胆汁排泄性で腎機能に応じた容量調整の必要がない。また、分布容積も大きく、蛋白結合率も高いため透析による除去率が低い。そのため、LGPは透析患者の血糖コントロールに優れていると考えられた。

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