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開催回
第60回・2015年・横浜
 

酢酸不耐症によると思われる透析後の頭痛を認めた2型糖尿病腎不全の1例

演題番号 : P-3-350

川端 耕栄:1、捧 竜成:1、栗林 由佳:1、山田 尚幸:1、山田 勝身:1、五十嵐 眞二:1、河野 恵美子:2、高田 琢磨:2、成田 一衛:3

1:厚生連長岡中央綜合病院臨床工学科、2:厚生連長岡中央綜合病院内科、3:新潟大学医歯学総合病院血液浄化療法部(第2内科)

 

一般的な血液透析液に含まれている酢酸が、酢酸不耐症と称される多彩な症状を引き起こすことが知られている。血液透析終了後の頭痛を訴え、酢酸不耐症が考えられる2型糖尿病腎不全の1例を経験したので報告する。症例は73歳女性。33歳時に2型糖尿病、65歳時に慢性腎不全と診断され、67歳時に尿毒症のため血液透析療法に導入した。73歳時、透析終了後の頭痛が2ヶ月間続いたため、無酢酸透析液に変更したところ頭痛が軽快した。患者の同意のもと、本人に知らせず、透析液を数回酢酸含有透析液に変更したが、必ず頭痛を訴えた。尚、透析後の血圧低下などはみられなかった。以上の経過から、頭痛は酢酸不耐症によるものと考えられた。また、血液透析導入から数年経過したのちに酢酸不耐症を発症することが示された。

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