演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者における推定重炭酸濃度に関する検討

演題番号 : P-3-347

菊池 紗織:1、中山 拓二:1、櫻井 典子:2、太田 めぐみ:2、石井 信子:2、木須 淳子:2、外山 勝英:3

1:湘南台じんクリニック臨床工学部、2:湘南台じんクリニック看護部、3:湘南台じんクリニック診療部

 

【目的】透析患者において代謝性アシドーシスの状態把握は重要であるが,外来透析クリニックでは血液ガス分析を測定する機会は少ない.我々は廣瀬・中西らが報告した(透析会誌 2010;43:919‐923)重炭酸イオン濃度の推定式 HCO3(e HCO3)=Na-Cl-P-7 を用いて透析患者の推定重炭酸濃度を測定し比較検討した.
【方法】当クリニック維持血液透析患者56名を対象とし,得られたe HCO3と透析関連パラメーターとの関連性を評価した.
【結果】全透析患者のe HCO3は,23.7±2.4であった.原疾患別では糖尿病性腎症でe HCO3は低下傾向を示した.また,e HCO3はi-PTH値・体重増加率と負の相関傾向を,血清アルブミン値・Kt/V値とは正の相関傾向を示した.
【考察】K/DOQIガイドラインではHCO3濃度を22mEq/L以上に維持すべきとされている。代謝性アシドーシスの把握をe HCO3を用い,簡単に日常臨床で活用することができた.今後さらに症例の蓄積を行い報告する.

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