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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析治療による酸化還元電位の変化

演題番号 : P-3-344

八幡 祐輔:1、玉井 淑教:1、齋木 純子:1、渡邊 成一:1、齋木 豊徳:1

1:(医)福徳永会さいきじんクリニック透析科

 

【はじめに】
酸化ストレスは癌や動脈硬化,糖尿病の原因であると考えられており、これらの疾患が増えているという考え方がある.透析患者の死因にも癌,心不全,脳血管障害などが多くみられる。そこで現在行っている透析治療で、酸化還元電位の動態を調べてみた.
【対象および方法】
透析患者10名(平均年齢77.9±8.4歳)を対象に,透析開始時(透析前)および透析終了5分前(透析後)に採血を行い,前後での血清酸化還元電位(ORP)の変化を比較した.
ORP測定には,LTLutron社製YK‐23RPを使用した.
【結果】
透析前に比べ透析後では有意なORPの上昇を認めた(P<0.001).
【考察】
透析前に比べ透析後でORPが有意に上昇しており,血液透析は,急激な毒素除去や除水,種々の生体反応など,体内に酸化ストレスをもたらすことでORPが上昇した可能性が考えられた.
【結語】
血液透析を行う事で,体内のORPを上昇させる可能性がある.

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