演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

CHFによる除水により肺性心による右心不全、ショックが改善した一例

演題番号 : P-3-212

藤井 博:1、堀田 成人:1、蔵島 乾:1、額 裕海:1、原 怜史:1、伊藤 清亮:1、会津 元彦:1、山田 和徳:1、川野 充弘:1、山岸 正和:2、岡島 正樹:3、谷口 巧:3

1:金沢大学附属病院リウマチ膠原病内科、2:金沢大学附属病院循環器内科、3:金沢大学附属病院集中治療部

 

【症例】62歳、女性
【現病歴】入院5年前に非結核性抗酸菌症を指摘され加療されるも進行あり、7か月前に右肺切除術を受けた。3か月前にCO2ナルコーシスにて入院、この際の心エコーでは右心負荷なし。入院3日前より倦怠感、呼吸困難あり、救急搬送された。来院時血圧73/37mmHg、収縮期肺動脈圧(sPA)50mmHg、CI2.0、エコー上著明な右心負荷とうっ血肝が認められ、腎前性腎不全により無尿状態であった。DOB、NAが開始され、CHF50ml/hで除水するも循環動態改善せず、右心の拡大による左心の拡張不全が循環不全の主原因と判断し、500ml/hで3時間、CIが1.5まで低下したため200ml/hとして除水したところ血圧110台に上昇し、NA減量可能となった。CIは3.5に上昇、sPAは39mmHgに低下した。
【まとめ】ショックを伴う右心不全に対し、CHFによる除水で循環動態が改善した。前負荷の減少により循環不全の悪化が懸念されたが、注意深くモニターすることにより後負荷の軽減、循環動態の改善を図ることができた。

前へ戻る