演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

急性心不全を呈した末期腎不全例におけるNPPVの有効性

演題番号 : P-3-211

加藤 謙一:1、山本 康隆:1、堀内 香織:2、渡辺 真由:2、高橋 しげ子:2、渡辺 久子:2、木村 真太郎:2、渡辺 泰隆:2、白須 貴巳:2、伊東 勉:2

1:山梨赤十字病院腎臓内科、2:山梨赤十字病院透析室

 

【症例】起座呼吸や肺水腫のある急性心不全に対し、非侵襲的陽圧換気法(noninvasive positive pressure ventilation:NPPV)を試みた末期腎不全の5例。平均年齢71歳、男性4例、女性1例。維持血液透析3例とCKD5で腎代替療法導入直前の2例。初期対応は救急室4例と透析室1例で、経皮的酸素飽和度は酸素投与下で80%以下であった。NPPVの装着は、救急室でNIPネーザルⅢ1例、HCUでRespironics V60 2例とServo-iのNIVモード1例、透析室でオートセットCS1例。全例、自覚症状の改善と酸素飽和度90%以上までの上昇を速やかに認めた。気管内挿管なく、利尿薬に反応の乏しかった例においても夜間の緊急血液浄化を要せずに、定時の透析で良好な経過を得ることが出来た。
【考察】無尿の維持透析など末期腎不全例は、利尿薬に反応しないことが他の急性心不全と異なる。緊急で血液浄化を行うことが多いが、NPPVの使用により待機的に対応出来る可能性があり、積極的に試みられるべきと考えられた。

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