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開催回
第60回・2015年・横浜
 

胸椎圧迫骨折を機にたこつぼ心筋症によると考えられる急性心不全を合併した血液透析患者の一例

演題番号 : P-3-209

滝本 千恵:1、宍戸 崇:1、古宮 智貴:2、山岸 正:1、小林 絵美:1

1:川崎市立井田病院内科、2:川崎市立井田病院整形外科

 

【症例】79歳男性
【主訴】背部痛、呼吸困難
【既往歴】高血圧症、閉塞性動脈硬化症、喉頭癌
【経過】慢性腎不全で2005年8月より血液透析を導入。2014年1/29に自宅で転倒し、背部痛を認め当院受診。胸椎圧迫骨折の診断で整形外科に入院となった。その夜より呼吸苦出現。低酸素血症、肺野のうっ血を認め、急性心不全の診断で翌日内科転科した。心電図で広範囲のST低下、UCGでEF 55%、心尖部に壁運動低下を認めたが心基部の運動は保たれていた。人工呼吸器管理下に保存的加療を行うとともに、透析で除水をすすめ、全身状態は徐々に改善した。3/4のUCGではEF 70%、壁運動異常も改善傾向がみられ、たこつぼ心筋症の経過として矛盾しないと考えられた。経過良好にて3/30に退院した。
【考察】本症例では胸椎圧迫骨折を機に急性心不全の合併を認め、外傷性ストレスが誘因でたこつぼ心筋症をきたしたと考えられた。

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