演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

食思不振、嘔吐を契機にたこつぼ心筋症に類似した病態を呈した透析患者の一例

演題番号 : P-3-208

金城 興次郎:1、塩田 和誉:2、座間味 亮:2、金城 孝典:2、宮城 剛志:2、山里 正演:2、古波蔵 健太郎:2、大屋 祐輔:2、井関 邦敏:1

1:琉球大学医学部血液浄化療法部、2:琉球大学大学院医学研究科循環器・腎臓・神経内科学

 

【症例】87歳 女性
【主訴】食思不振 嘔吐
【現病歴】入院5日前より感冒薬を内服していた。入院3日前より食事摂取量低下を認め細菌性気管支炎としてLVFX内服を開始した。エコーでは下大静脈径の拡大、喘鳴も聴取しドライウエイトを減量した。入院前日より嘔吐を認め入院となった。入院当日の血液透析はトラブルなく終了したが心電図検査でV2、V3誘導でST上昇、心筋逸脱酵素の上昇、心臓超音波検査では前壁の壁運動低下を認め急性心筋梗塞を疑い緊急冠動脈造影検査を施行した。冠動脈の有意狭窄は認めなかった。左室造影検査では前壁、中隔、後壁の壁運動低下を認めたが心尖部を含めその他の壁運動は問題なく、たこつぼ心筋症に類似した病態が考えられた。第3病日よりビソプロロール0.625mg/日を開始した。CPKは第1病日をピークに第5病日には57IU/lまで低下した。また心電図にて陰性T波を確認し15病日に軽快退院となった。

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