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開催回
第60回・2015年・横浜
 

クエン酸第二鉄水和物の臨床効果

演題番号 : P-3-187

村上 康一:1、柴生田 啓志:1、石原 由香里:1、稲山 えみ:1、白井 厚治:2、正井 基之:3、吉田 豊彦:3

1:(医)社団誠仁会みはま成田クリニック、2:(医)社団誠仁会みはま香取クリニック、3:(医)社団誠仁会みはま病院

 

【目的】高リン血症患者に対するクエン酸第二鉄水和物の臨床効果について検討する。
【対象】他のCa非含有リン吸着剤が服用困難か効果不十分な28例(F/M=12/16)。
【方法】クエン酸第二鉄水和物錠(250)6錠/分3で投与を開始し臨床検査値などを検討した。統計解析はウイルコクソンの符号付順位和検定を用いた。
【結果】5か月の観察期間においてのべ28例に投与した。投与前と投与開始2か月後の血清P値(mg/dl)は7.14±1.75から6.32±1.15(ns)、 Hb 値(g/dl)|は10.89±1.38から11.26±1.69(ns)、血清ferritin値(ng/ml)は32.49±22.39から52.29±37.64(p<0.01)に推移した(n=19)。
【考察】クエン酸第二鉄水和物はリン低下作用と鉄補充による腎性貧血改善効果が期待されている。しかし当院は腎性貧血管理におけるフェリチン管理目標を50<ferritin(ng/ml)<90としており、この範囲で十分なリン低下を図るのは難しい。
【結語】リン低下作用の面では有用である。

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