演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院におけるリン吸着剤「クエン酸第二鉄錠(リオナ錠)」の使用経験

演題番号 : P-3-185

飯塚 由佳:1、堀井 亮平:1、藤井 隆之:2、篠﨑 みずき:2、岡 紀子:2、田中 宏明:2、鈴木 理志:2

1:聖隷佐倉市民病院薬剤科、2:聖隷佐倉市民病院腎臓内科

 

【目的】新規薬剤である「クエン酸第二鉄錠(リオナ錠)」のリン吸着効果、貧血改善効果を検討する。
【方法】他のリン吸着剤にてリンコントロールが不良であった当院透析患者35例を対象とし、リオナ錠を投与した。そのうち3ヶ月間投与継続した30例について血清リン値、ヘモグロビン値及び鉄関連因子、ESA製剤投与量の推移を検討した。
【結果】リオナ錠投与後1ヶ月で血清リン値は有意差を持って減少した。治療管理表「9分割図」の中央に入った患者は13.3%から50%に上昇し、リンコントロールが良好となった。また、ヘモグロビン値、Fe値は有意差を持って上昇し、貧血改善効果からESA製剤(ダルベポエチンアルファ)の投与量が約10μg減少した。
【考察】リオナ錠はCKD-MBDだけでなく貧血改善効果もあり、透析患者の予後を左右するふたつの問題改善に効果があることが示唆された。しかし、長期に及ぶ有用性はいまだ未知である。今後は長期投与の効果、安全性について検討していく。

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