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リオナ錠内服の有効性と今後の期待 演題番号 : P-3-184 田口 小百合:1、森石 みさき:1、髙 義尚:1、広本 美智子:1、土谷 晋一郎:1 1:(特医)あかね会中島土谷クリニック透析センター
【目的】
クエン酸第二鉄であり、リン酸イオンと結合力が強いとされるリオナ錠は消化器症状が少ないと言われているリン吸着剤である。今回、リオナ錠の内服した結果について報告する。 【対象・方法】 透析前のリン6.0mg/dl、フェリチン100mg/ml 未満で炭酸ランタン750mgからリオナ1500mgに変更した患者19名。平成24年8月から5ヶ月間のCa、P、フェリチン値と副作用を調べた。 【結果】 19名中、下痢や便秘、黒色便といった自覚症状により服薬中止した患者は5名(26.3%)であった。フェリチン値の高値による中止者は1名(5.3%)であった。残り13名の患者のリン値の有意差は認められなかったが、5ヶ月目にかけて減少傾向であった。フェリチン値も有意差は認められなかったが増加傾向であった。 【結語】 リオナ錠はリン吸着剤としては有効であるが、消化器症状のために使用困難例が多い。 |
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