演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

リン吸収量の推定によるリン吸着薬の直接的な薬効評価

演題番号 : P-3-183

菊地 博:1、島田 久基:2、柄澤 良:1、鈴木 正司:2

1:豊栄病院、2:信楽園病院

 

【目的】血液透析(HD)患者の腸でのリン(P)吸収量を推定し、P吸着薬本来の薬効(P吸収抑制)を直接評価する。
【方法】HD患者に炭酸ランタン(La)750mg(n=6)またはクエン酸第二鉄(FCH)1500mg(n=8)を投与。P吸収量(Ap)の推定はP除去量(Rp)を用い以下。Ap(mg/日)=Rp(mg/日)=Rp(mg/週)/7=2.793×Rp(mg/HD) /71)。推定Rp(eRp(mg/HD))は以下2)。eRp=33.06
Qb(1-(3Ht0+2HtT)/500) ((1-0.125T)+1.75(UNT/UN0)1/T)Pa0+(1.726T-2.174)PaT)+0.0689UF(Pa0+PaT)。(Qb;血流速度(dl/分)、Ht0,HtT;HD前後ヘマトクリット(%)、T;透析時間(Hr) 、UN0,UNT;前後UN(mg/dl)、Pa0,PaT;前後P(mg/dl)、UF;除水量(dl/HD))。投与前後2回ずつPa0とApを評価。
【結果】La群;Pa0は7.1±0.8→5.3±1.2mg/dl、Apは482.0±99.9→393.8±102.2mg/日。FCH群;Pa0は7.3±0.8→6.0±0.7mg/dl、Apは492.3±84.3→425.7±102.1mg/日。Apの減少はLa750mgで88.2±66.4mg、FCH1500mgで66.6±46.9mg。
【結論】P吸着薬の効果はApで評価可能。症例数増が必要。
【文献】1) NDT 28 suppl1, i460 (MP543) 2)NDT 27 suppl2, ii492 (SAP546)

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