演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院におけるクエン酸第二鉄水和物の使用経験

演題番号 : P-3-181

佐井 吉永:1、槇野 亮次郎:1、井上 圭右:1、岡村 幹夫:1

1:社会医療法人寿楽会大野記念病院腎臓内科

 

【目的】新しいP吸着薬として昨年5月にクエン酸第二鉄水和物が使用可能となり、その有用性に関して既存のP吸着薬との比較検討を行った。
【方法】当院通院中の血液透析患者36名に対して既存のP吸着薬からクエン酸第二鉄水和物に変更し、PやCa、intact-PTH、フェリチン値の変化につき検討した。
【結果】クエン酸第二鉄水和物に変更前P値は5.60±1.10であり、1か月後5.28±1.73、2か月後5.41±2.06、変更3カ月後5.01±1.65となり、いずれも有意差は認めなかった。Ca値に関しても3カ月の経過で有意な変化はなく、intact-PTHも変更前と変更3カ月後で有意差は認めなかった。フェリチン値に関しては変更前43.23±36.92が変更3か月後123.78±91.11と有意に上昇していた。
【結論】クエン酸第二鉄水和物に変更後CKD-MBDに関するパラメーターは有意な変化なく、P吸着薬として有用性に関して既存のP吸着薬と差がないと考えた。フェリチン値に関して変更3カ月後で有意な上昇があり、長期投与に関してさらにデータの蓄積が必要であると考えられた。

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