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開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者におけるクエン酸第二鉄水和物錠の有用性

演題番号 : P-3-180

村上 真也:1、志内 敏郎:1、土田 健司:2、水口 潤:2

1:社会医療法人川島会川島病院薬剤部、2:社会医療法人川島会川島病院医局

 

【目的】クエン酸第二鉄水和物錠の有用性と安全性について検討した。
【対象及び方法】クエン酸第二鉄水和物錠の投与を行った血液透析患者12名(男性7名、女性5名、平均年齢59.9±13.2歳、透析歴8.7±4.8年)を対象に、クエン酸第二鉄水和物錠を1日3回1,500mg(そのうち4名は750mg)から投与を開始し、リンコントロールを指標に適宜増減を行い、投与前と投与後3ヶ月の血液化学データを比較した。
【結果】血清リンは、6.4±1.6mg/dL から6.0±1.9mg/dL(p=0.693)に低下した。一方、フェリチンは、65.0±41.2ng/mLから113.2±51.7ng/mL(p=0.011)に有意に上昇した。さらにヘモグロビンは、10.8±1.0g/dLから11.5±1.5g/dL(p=0.061)に上昇した。一方、血栓症や血圧上昇などの副反応は出なかった。
【考察】クエン酸第二鉄水和物錠は、リンを低下させる薬剤である。しかし、すでに貧血が是正されている患者に使用すると、内服開始3ヶ月程度で目標以上にヘモグロビンが上昇するため、注意して使用する必要があるかもしれない。

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