演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持血液透析患者におけるクエン酸第二鉄水和物の使用経験

演題番号 : P-3-179

井上 典子:1、北島 聡:1、福島 辰朗:1、冨吉 義幸:1、池田 裕次:2、酒見 隆信:3

1:(医)社団高邦会高木病院腎・透析センター、2:佐賀大学医学部付属病院腎臓内科、3:国際医療福祉大学医学教育研修センター

 

【目的】高リン血症に対しクエン酸第二鉄水和物を使用し、その有効性と安全性について検討した。
【方法】リン吸着薬を併用していない3例,沈降炭酸カルシウムおよび塩酸セベラマーを併用した1例,炭酸ランタンを併用した1例,沈降炭酸カルシウムを併用した1例,沈降炭酸カルシウム,塩酸セベラマー,炭酸ランタンを併用した1例の合計7例について,新規にクエン酸第二鉄水和物1500mg/日より開始し,使用前後のリン値と副作用について観察した。
【結果】観察期間は投与前後4~6か月。7例中6例で有意なリンの低下がみられ,平均低下率は29.2%であった。また,有意な副作用症状はでなかった。投与開始前後のフェリチン値が7例中5例増加した。
【結論】クエン酸第二鉄水和物はコントロール不良,もしくは副作用のため他のリン吸収抑制薬を使用できない症例では良い適応となるが,本観察は短期間しか経過しておらず今後の動向を注意深くみていく必要がある。

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