演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

腎性貧血に対するESA療法に及ぼす保存期慢性腎不全(CRF)における低たんぱく食(LPD)の影響

演題番号 : P-3-168

島居 美幸:1、菅野 丈夫:2、多川 斉:3、佐藤 芳憲:4、永山 嘉恭:4、井上 嘉彦:4、出浦 照國:4、吉村 吾志夫:4

1:昭和大学大学院保健医療学研究科,昭和大学横浜市北部病院栄養科、2:昭和大学病院栄養科、3:吉祥寺あさひ病院内科、4:昭和大学藤が丘病院内科

 

【目的】腎性貧血に対するESA療法に及ぼすLPDの影響を検討した。【対象と方法】0.5g/kg/日以下のLPDを実施し、ESA療法を施行中の患者をCr3mg/dL未満7例、Cr 3以上6未満16例、Cr 6以上10未満10例、Cr 10以上16例の4群に分類し、臨床成績を比較した。
【結果】Cr10以上の群ではCr12.6±0.5mg/dL、BUN54.8±4.1mg/dLと高窒素血症は著明に抑制され、Alb4.0±0.1g/dLと良好な栄養状態を維持していた。ESA製剤使用量は154±18μg/月であり、他の3群と差を認めなかった。Hb11.6±0.1g/dL、Ferritin89.2±16.0ng/mLと鉄欠乏はなく、良好にコントロールされていた。
【結論】Cr10mg/dL以上の末期CRFにおいても0.5g/kg/日以下のLPDは高窒素血症を抑制し、栄養状態を良好に維持させることによってESA使用量を増加させずに鉄欠乏性貧血を抑制しつつ、腎性貧血をコントロールしうることが示唆された。

前へ戻る