演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

貧血精査で全身性エリテマトーデス(SLE)合併が疑われ、慢性炎症治療で改善を認めた関節リウマチ(RA)合併慢性維持透析患者の一例

演題番号 : P-3-159

近松 陽一郎:1、斎藤 綾子:1、榎本 純也:1、佐藤 裕行:1、竹内 陽一:1、松田 謙:1、長澤 将:1

1:石巻赤十字病院内科

 

【症例】52歳女性。20歳頃からRAのため加療を行っていた。詳細不明の腎障害で徐々に腎障害が進行し、39歳で血液透析導入となった。以来、倦怠感、高CRP血症、貧血、高β2MG血症、高SAA血症、高フェリチン血症が継続していた。高β2MG血症には48歳時から置換液8L、4時間のpost off-line HDF、貧血に対してはダルベポエチンαを増量し80µg/週を使用していたが改善を認めなかった。52歳で再度炎症の精査を行った際に抗核抗体160倍、ds-DNA抗体92IU/ml、抗CCP抗体500U/ml以上、リンパ球1500/µl以下であった。以前から円板状皮疹が出現、消退を繰り返しておりSLE+RAが原因疾患であると考えた。プレドニゾロン10mg/日を開始したところ倦怠感が改善しHb8.9→11.5mg/dl、血清SAA278.9→40.9µg/ml、血清β2MG46.8→26.6mg/lに低下し良好に経過している。
【結論】SLE+RAによる慢性炎症によって生じた貧血、高β2MG血症、倦怠感に対して免疫抑制療法が奏功したため報告する。

前へ戻る