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開催回
第60回・2015年・横浜
 

症状進行後の透析導入は予後と関連するか~当院における検討~

演題番号 : P-3-148

渡邊 隆:1、佐々木 裕司:1、宮本 佳尚:1、宮内 義浩:1、田中 方士:1、伊良部 徳次:1、藤野 文孝:2

1:総合病院国保旭中央病院人工透析センター、2:一般財団法人近江愛隣園今津病院

 

【目的】eGFR8ml/min/㎡未満の患者で腎不全症候進行による緊急導入と症状軽微段階での予定導入とで予後の相違を検討する。
【対象】2007年1月1日~2014年12月31日に透析導入となり通院中に死亡あるいは2014年12月末現在当院通院中の維持透析患者233名(男性157名、女性76名、平均年齢68.1±11.8歳、糖尿病割合49.4%)。
【方法】緊急導入となった患者を緊急群、予定入院での導入を予定群としKaplan-Meier法にて生存率を比較検討した。
【結果】緊急群(n=96)は予定群(n=137)と比較して高齢で、女性が多く、血清カリウム濃度高値であった。糖尿病の割合、導入時eGFR、血清アルブミン値には差を認めなかった。長期生存率は両群で統計学的有意差を認めなかったが、短期生存率は緊急群で低値であった。
【考察】少なくとも短期的予後の点で緊急導入は回避すべきと思われる。様々な理由で導入を先延ばしにする患者も少なくないが、時期を逸することなく導入を行う必要がある。

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