演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

CGMで明らかになった透析起因性高血糖の1例

演題番号 : P-3-147

大月 伯恭:1、阿部 雅紀:1、岡村 雅広:1、馬場 晴志郎:1、森内 正理:1、鄭 立晃:1、東 龍英:1、岡田 一義:1

1:日本大学医学部腎臓高血圧内分泌内科

 

【症例】70歳男性、糖尿病性腎症により5年前から血液透析施行中。強化インスリン療法を行っていた。透析前随時血糖値とSMBGによる食前血糖値は100~200mg/dlで経過していたがGA23.4%と高値を示すため、精査目的で入院となった。透析液グルコース濃度は100mg/dLの透析液を使用。入院後、持続血糖モニタリングで透析日と非透析日の血糖日内変動の比較を行った。非透析日は血糖日内変動は安定していたが、透析日は血液透析中に血糖値の低下を認め、透析終了時には低血糖となり、その後は著明な高血糖を認めた。透析開始時からその後の食前にかけて、血漿インスリン濃度(IRI)、グルカゴン、カテコラミン、コルチゾールの測定を行った。透析終了時はIRIの低下、血中カテコラミン濃度の上昇を認めたが、その他のインスリン拮抗ホルモンの上昇は認められなかった。食前ではグルカゴン濃度の上昇が認められた。IRIの低下、グルカゴン値の上昇が透析起因性高血糖に寄与しているものと考えられた。

前へ戻る