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開催回
第60回・2015年・横浜
 

青森県における多発性嚢胞腎(PKD)患者の現状

演題番号 : P-3-145

今井 篤:1、畠山 真吾:1、米山 高弘:1、橋本 安弘:1、古家 琢也:1、大山 力:1、齋藤 久夫:2

1:弘前大学医学部附属病院泌尿器科、2:公益財団法人鷹揚郷腎研究所弘前病院

 

【目的】多発性嚢胞腎(PKD)は全透析患者の数%を占めているが,詳細は不明な点が多い。本研究は鷹揚郷弘前病院の腎不全患者を対象に,PKDの有病率,予後等について検討を行った。
【方法】1972年~2014年7月まで,鷹揚郷弘前病院で腎不全治療を行った5505人を対象とし,診療記録よりPKDと診断された患者に対し,診断契機,診断時年齢,予後等について調査を行った。
【結果】患者総数5505人中血液透析に移行した2927人のうち,96人(3.3%)がPKD患者であった。そのうち詳細な診断記録が残っていた71名に対し,さらに検討を加えた。透析導入が56人(78.8%),診断契機はCRF診断時に発見されたものが最も多かった。鷹揚郷弘前病院での50~60代の透析患者とPKDを原因とした透析患者を全生存期間で比較すると,7.9年,11.8年(p=0.007)であり,PKD患者が有意に長期であった。
【結論】集計可能な透析患者の3.3%にPKDを認めた。一般の透析患者より予後が良好な可能性が示された。

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