演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

超高齢担癌患者に対する血液透析導入の経験

演題番号 : P-3-144

笠原 優人:1、塚原 珠里:1、住田 綱一:1、山口 通雅:1、原田 幸児:1

1:(医)社団洛和会音羽病院腎臓内科

 

【症例】94歳、男性。
【既往歴】86歳肺腺癌(cT4N2M1)、高血圧症。
【現病歴】胸膜転移を有する肺癌のため当院に通院していた。経過中に慢性腎臓病を指摘され、当科に紹介された。食事療法と薬物療法で経過が観察されたが、腎機能は徐々に悪化した。転移性肺癌はゲフィチニブにより寛解が維持されており、認知機能とADLが共に正常であったため、内シャント造設術が施行された。以後、さらに腎機能が悪化したため当科に入院し、血液透析(HD)が導入された。
【導入後経過】HD導入2週間後に退院し、以後は自宅から維持透析施設に通院していた。HD導入1年後に内シャント閉塞のため入院したが、ADLは低下せず、退院後も自宅から維持施設に通院していた。しかし、HD導入1年4ヵ月後、肺癌が心膜転移で再発したため死亡した。
【まとめ】今回、われわれは遠隔転移を有する肺癌を合併した末期腎不全にHDが導入された超高齢者の1例を経験したので、文献的考察を加えて報告する。

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