演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析受容・拒否を繰り返した2症例

演題番号 : P-3-142

国保 敏晴:1、小林 雄祐:1、石黒 裕章:1、岡田 和也:1、海老原 正行:1

1:横須賀市立市民病院腎臓内科

 

【背景】透析導入患者数は年々増加し31万人を超えた。多くの患者を透析導入をして行く中で、透析を受容出来ないケースをしばしば経験する。今回、度重なる説明で一旦透析導入したが、時に拒絶し良好な維持透析管理が出来なかった2症例を経験したので報告する。
【症例1】67歳男性、糖尿病性腎症による末期腎不全。一人暮らし生活保護。シャント手術当日に拒否を2回繰り返した。最終的に全身浮腫出現しシャント手術、透析導入となったが、本人の気が乗らないと休む事があった。
【症例2】75歳男性、糖尿病性腎症による末期腎不全。妻と二人暮らし。本人は頑なに透析拒否していたが、妻は透析を希望。全身倦怠感出現し透析導入。導入後も時々透析拒否が見られ休む事があった。
【考察】高齢者、糖尿病性腎症による透析患者の増加など身体医学的、精神医学的に維持透析が難しい患者が増加している。透析導入までの期間、認知症・精神障害の有無、患者の自己決定権、家族背景・理解度・協力体制、医療者のかかわりなど様々な問題を加味し対応して行く事が必要である。

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