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開催回
第60回・2015年・横浜
 

心拡張障害を有する生体腎移植症例における術後経過の検討

演題番号 : P-3-137

宮内 勇貴:1、角田 俊雄:1、原 宏二:1、野田 輝乙:1、西村 謙一:1、三浦 徳宣:1、白戸 玲臣:1、柳原 豊:1、菊川 忠彦:1、島本 憲司:2、丹司 望:1、横山 雅好:1

1:愛媛大学医学部附属病院泌尿器科、2:(医)社団重信クリニック

 

【緒言】心機能の低下している移植候補患者にしばしば遭遇する。なかでも拡張機能障害は収縮能が保持されているが心室拡張能の低下を来している状態であり、移植後の体液バランスの崩れの際に問題になることがある。今回拡張機能障害の指標であるE/e’(拡張早期左室流入波(E)/僧帽弁輪速度(e’))15以上の症例の経過を検討した。
【対象】2011年11月から2014年12月まで当院で行った生体腎移植28例のうち、E/e’15以上であった症例は7例であった。
【結果】年齢中央値は63歳で拡張障害のない症例より高い傾向にあった。心疾患の既往は2例にあった。糖尿病患者は3例であり、先行的腎移植が2例であった。術後2例が心不全となりHDあるいはECUMを行った。その2例は術後2日目の体重増加がdry weightから7.8%ないし10.9%であったが、同等の体重増加でも拡張障害のない症例では心不全はなかった。
【結論】心室拡張機能障害があれば体液バランスに注意する必要がある。

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