演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

献腎移植後腎動脈狭窄の2例

演題番号 : P-3-136

山下 正博:1、石本 達郎:1、札場 保宏:1、板本 敏行:1

1:広島県立広島病院移植外科

 

献腎移植は術前のドナー腎血管評価が不十分であるため、移植後に腎機能発現遅滞を契機に腎動脈狭窄が明らかになることがある。我々は2例の献腎移植後腎動脈狭窄に対してIVRを行い腎機能の改善が得られたので報告する。
【症例1】50歳台男性 献腎移植後腎機能の発現が遅れ週2回の血液透析を離脱できないまま術後11週でs-Cr3.6で退院したが、外来にて降圧剤内服を契機にs-Cr8.2と腎機能悪化を認めた。レノグラムおよびドプラーで腎血流障害を疑い腎動脈造影施行し上区域動脈に狭窄を認めた。PTA/ステント留置術を行い、尿量増加を認めs-Cr3.9と改善、週2回の透析を継続している。
【症例2】50歳台男性 献腎移植施行後、術翌日からドプラーで腎動脈血流の低下を認め、術後12日目で尿量940ml/日、s-Cr6.3、週3回の透析中であった。術後14日目に腎動脈造影施行し腎門部腎動脈本幹に狭窄を認めた。PTA/ステント留置術を行い、腎血流は劇的に改善し尿量増加し、s-Cr1.7となり透析を離脱した。
【まとめ】献腎移植後のdelayed graft functionが遷延する場合は早期の血管評価とIVRが必要と考える。

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