演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

腎癌術後18年目に膵転移で発見された生体腎移植の1例

演題番号 : P-3-134

清水 俊洋:1、三木 厚:1、佐久間 康成:1、木村 貴明:1、黒澤 明:1、南木 浩二:1、石川 暢夫:1、八木澤 隆:1

1:自治医科大学附属病院腎臓センター外科部門

 

【症例】66歳、男性。1990年人間ドックで左腎腫瘍を指摘され根治的左腎摘除術施行した(病理不詳)。原因不明の腎機能低下のため2007年に血液透析導入となった。9ヶ月の透析療法を経て(腎摘除後18年後)妻から腎提供を受けた(AB→A)。移植後1年までに消化管出血、CMV感染、拒絶反応を合併したが、1年後のGFRは51.7ml/min./1.73m2でそれ以降は安定していた。2013年9月に施行した定期フォローアップCTで膵体部にφ20mmの腫瘤を指摘され膵体尾部癌疑い、2014年6月膵体尾部切除術施行した。病理結果はclear cell renal cell carcinomaで腎原発の膵体部転移性腫瘍であることが判明した。根治的に切除出来ており、他に転移を示唆する所見も認めておらず、現在フォローアップ中である。
【考察】腎腫瘍術後18年目、移植後6年目に再発を認めた腎移植例を経験した。悪性腫瘍治療後の腎移植症例においては再発転移の可能性に留意することが大切である。

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