演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析治療中に血液回路の微小欠損孔から血液漏出が認められた1症例

演題番号 : P-3-011

大房 雅実:1、鈴木 浩一:2、遠藤 早苗:1、金川 真由美:1、石原 紀人:1、大島 慶之:1、高萩 嵩博:1、早山 彰信:1、下田 直未:1、佐原 由華子:2、神本 昌宗:2、渡部 良一郎:2

1:竹田綜合病院血液浄化センター、2:竹田綜合病院内科

 

【症例】症例は66歳女性。1995年6月29日血液透析導入。2014年5月27日,右前腕部に造設された人工血管動静脈シャントからの送脱血で定期血液透析を開始。血液透析開始40分後に静脈側ドリップチャンバーから微量の血液漏出を発見。ただちに血液透析治療を中断し,新しい血液回路にて治療を再開。その後,血液透析治療終了後に3回抗菌剤を投与し,1週間後の採血では炎症反応は確認されなかった。
【経過】治療当日,準備の段階では当該部位からの生理食塩水の漏れはなく,透析開始直後にも血液の漏出は確認されなかった。後日,該当血液回路を検証した結果、同部位に製造工程で形成されたと考えられる微小欠損孔が確認された。体外に漏出した血液は微量であり,事象発見時に患者の一般状態に変化はなく,担当医師から当該事象を患者と家族に説明した。
【結語】血液回路の微小欠損孔から血液漏出した類似の報告は稀であり対応に難渋した。

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