演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院通院中の腹膜透析患者において、TDMを施行しながらバンコマイシン投与を行った症例についての検討

演題番号 : P-2-586

田中 理子:1、鈴木 康弘:2、水野 正司:2、伊藤 恭彦:2、山田 清文:1

1:名古屋大学医学部附属病院薬剤部、2:名古屋大学医学部附属病院腎臓内科

 

【目的】腹膜透析(PD)患者における、バンコマイシン(VCM)の薬物治療モニタリング(TDM)については、解釈、応用法は確立されていないため、これを明らかにする。
【方法】当院通院中のPD患者で、VCMを経静脈的に投与した患者を対象とした。塩野義製薬から配布されているTDMソフトを用いて解析した。
【結果】男性4名、女性1名。年齢は66.8±15.0歳。体重は64.3±10.4kg、Cr 7.9±1.3mg/dL。 Weekly Kt/Vは1.5±0.56であった。実測血中濃度は23点で得られた。解析の結果、PD効率などを考慮せず、年齢や性別、体重、Cr値のみを入力した予測式から得られた予測濃度と、実測濃度との誤差はわずか2.2±6.5%であった。誤差と、透析効率Kt/Vは正の相関を認めた(r=0.9818, p<0.01)。
【結論】PD患者において、CrのみからのTDMソフトによる血中濃度予測は大きな問題なく可能である。しかし、透析効率が高い患者においては誤差が大きくなる傾向があり、注意が必要である。

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