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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者における低カリウム血症への薬学的検討

演題番号 : P-2-583

安藤 聡子:1、丸山 晃代:1、吉田 弘明:2、小林 さつき:2、松本 孝之:2、坂本 龍彦:2、植木 嘉衛:2

1:(医)社団三思会東邦病院薬剤科、2:(医)社団三思会東邦病院腎臓透析センター

 

【目的】低カリウム血症は不整脈や耐糖能の低下など患者のQOLに影響を及ぼす。当院の透析患者で透析前に低カリウム血症を呈した例の背景を調査し、改善のための薬学的関与を検討したので報告する。
【方法】当院の療養病床に入院中の透析患者のうち、透析前の血清カリウム値が3.5mEq/L以下の患者の処方薬、下剤の使用、自尿の有無、カリウム制限食と摂取状況について調査した。
【結果】対象患者67名のうち、透析前の血清カリウム値が3.5mEq/L以下の患者は11例であった。重大な副作用に低カリウム血症の記載がある薬剤を服用している患者は4例で、全例がループ系利尿薬であった。自尿のある患者は7例、カリウム制限食を8割以上摂取していたのは8例であった。
【考察】今回の対象となった患者では、薬剤による低カリウム血症の可能性は低く、過剰なカリウム摂取制限が疑われた。薬剤師によるカリウム値のモニタリングと適切な処方提案は、患者のQOL向上に寄与できると考えられる。

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