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開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持透析患者における胃粘膜へのランタン結晶沈着の検討

演題番号 : P-2-581

牧野 睦月:1、牧野 靖:2、中村 裕紀:2、穴山 万里子:2、田村 克彦:2、長沢 正樹:2

1:JA長野厚生連篠ノ井総合病院病理診断科、2:同腎臓内科

 

【目的】我々は、炭酸ランタン投与歴4年の腹膜透析患者の胃粘膜切除標本で粘膜固有層へのランタン沈着を証明し報告した (Pathology International 掲載予定)。これをふまえ、他のランタン内服患者の胃粘膜ランタン沈着について検討した。
【方法】ランタン市販後の2009年から2014年の間に当院で胃生検が行われた維持透析患者の組織を鏡検した。
【結果】調査期間内に当院で維持透析患者に行われた胃内視鏡検査は423件(152名)、生検が行われたのは11件(6名)で、そのうち7件(3名)の粘膜固有層にマクロファージに取り込まれたランタン結晶を認めた。このうち1名は胃癌であったが、他2名に悪性所見は見られなかった。また、ランタン沈着による障害は明らかではなかった。
【まとめ】ランタン内服中の維持透析患者において、胃粘膜へのランタン沈着は比較的多くみられ、その影響についてさらなる検討を要する。

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