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開催回
第60回・2015年・横浜
 

漢方薬による透析患者のQOL上昇

演題番号 : P-2-579

内村 英輝:1、井上 博之:2、田島 敬也:2、菱川 慶一:3、河地 真由美:1

1:(医)五星会菊名記念クリニック、2:慶應義塾大学医学部内科腎臓内分泌代謝科、3:東京大学医学部腎臓内分泌内科腎臓再生医療講座

 

【背景】透析患者の不定愁訴は多岐にわたる。透析中の血圧安定にもかかわらず、様々な愁訴により予定治療時間を全う出来ないことがある。それらの愁訴は西洋医学では治らないものと医師も患者も諦めかけているケースもある。
【目的】不定愁訴を寛解させることで無症状かつ十分な透析を実現し、患者QOLも上げる。
【方法】透析困難症につながる様々な症状(腹部違和感、下痢、心臓神経症、体位変換性めまい、不穏、痒み、四肢の痛み・冷え)に対し透析中に適切な漢方薬を投与した。また、日常的な問題(便秘、頭重感を伴う高血圧、不眠、鬱)にも適切な漢方薬を投与した。
【結果】その多くで1週間以内、透析時間内の症状寛解を得た。
【結論】漢方薬を積極的に適正使用することで多彩な愁訴の多くが寛解し、患者満足度が上昇した。無症状かつ十分な透析も実現でき、医師としての日常臨床がより楽しくなった。難題の多い日々の透析医療において、漢方医学の実践は有意義と思われる。

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