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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者の服薬アドヒアランスの現状と問題点

演題番号 : P-2-576

逸見 由紀子:1、滝沢 真理子:1、藤田 由佳:1、宮本 幹:2、吉矢 邦彦:2、原 章二:3

1:原泌尿器科病院薬剤部、2:原泌尿器科病院腎臓内科、3:原泌尿器科病院泌尿器科

 

【目的】透析患者は多数の薬剤を服用しておりその効果は服薬アドヒアランスに左右される。実態把握が困難なアドヒアランスを残薬の自己申告から調査した。
【方法】177名で「4カ月間に1週間以上の定期薬の残薬」を自己申告した症例に聞き取り調査した。
【結果】18名(10.2%)に残薬があり、医師指示に従い降圧剤等を調整した患者5名、自己判断で服用しなかった患者13名。この13名の残薬は平均4.0剤、18.2日分で、1か月以上の残薬例もあった。理由は「のみ忘れ」が11名であり、内訳はMBD関連薬40.1%、消化器系17.3%、神経系11.5%、循環器系7.7%、その他23.1%。MBD関連薬のうちP吸着薬が多く、平均年齢58.4歳と高齢が原因ではなかった。
【考察】今回は自己申告した患者が対象だが、実際はより多くの患者で残薬が生じている可能性がある。薬剤師は服薬の重要性を継続して説き、患者個々に考慮した服薬指導や処方支援を行い、透析スタッフ、調剤薬局、介護者と連携したチーム医療の推進が求められる。

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