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当院における血液透析患者へのCKD-MBD管理に向けた薬剤師の関わり 演題番号 : P-2-572 篠原 正樹:1、谷崎 文彦:1、小松 沙妃:1、伊藤 千歳:2、堀元 直哉:3 1:(医)住友別子病院薬剤部、2:(医)住友別子病院透析室、3:(医)住友別子病院腎臓内科
【目的】血液透析患者では高リン血症により二次性副甲状腺機能亢進症や異所性石灰化だけでなく、生命予後へと影響を及ぼす結果となる。今回、血清P値および補正Ca値を基準値内に保つことを目指した。
【方法】患者教育として薬剤師から薬物療法を中心とした勉強会を実施。 23名が参加。評価として勉強会実施前後での血清P値および補正Ca値の推移を調査した。 【結果】血清P値および補正Ca値の基準値内に血液透析患者102人中64人(62.7%)、勉強会参加者23人中14人(60.9%)が保たれていた。勉強会実施1ヶ月後では血液透析患者99人中64人(64.6%)、勉強会参加者23人中14人(62.7%)が保たれていた。 【まとめ】血清P値および補正Ca値を基準値内に保てていない患者がオッズ比0.97と勉強会に参加する傾向がみられた。勉強会の開催はCKD-MBD管理についての興味を波及することにつながったと思われる。今回は短期間での評価となったが、今後も継続してCKD-MBD管理へ関わっていきたい。 |
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