ポスター
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新しいスケール除去剤「アレックス」の使用経験 演題番号 : P-2-348 村山 順子:1、大水 剛:1、桃園 嘉貴:1 1:(医)社団三友会あけぼのクリニック
【はじめに】
今回われわれは、新しいスケール除去剤、ディースリー社製の「アレックス」を使用する経験を得たので、6ヶ月間使用した結果を報告する。 【方法】 アレックスを、DAB-EとDBG-03にて100倍希釈とし、30分洗浄、30分滞留した。 洗浄効果について、透析液エンドトキシン濃度(以下ET値)と生菌数の推移と、透析装置カプラ前後配管に対し、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月における配管内側の変化を走査電子顕微鏡下で観察した。また、部品に対する侵襲性について、実際装置に使用されているOリング(カプラOリングとバイパスコネクタOリング)に対し、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月における膨潤・重量を測定した。 【結果】 洗浄効果及び部品に対する侵襲性に問題は見られなかった。 【まとめ】 アレックスを用いた透析液ラインの洗浄は、炭酸Caの析出がなく、また、ET値を測定感度以下に保つことができた。そして、細菌の検出もなく、安全に使用できた。 |
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