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補液量を考慮したクリアランスギャップ評価方法によるVA管理の検討 演題番号 : P-2-338 田辺 由紀:1、園部 富裕:1、安岡 大資:1、小宅 卓也:1、森本 嘉純:1、西堀 英城:1、衣笠 えり子:2 1:昭和大学横浜市北部病院統括臨床工学技術部臨床工学室、2:同内科
【背景・目的】
当院では小野らが作成した「至適透析解析シート」を基にデータシートを作成し患者管理に用いている。現在クリアランスギャップ(CL-Gap)はVA管理に有用とされているが、補液・濾過による血液の濃度変化が考慮されておらずHDF療法には適応できない。今回補液量を考慮したCL-Gapを導出しHDF療法に適応できるようデータシートに改良を行いVA管理に利用可能か検討を行った。 【方法】 HDFにおける血液希釈・濃縮およびon-line HDF時の透析液流量を考慮した理論クリアランスの式を導出し、VAIVTの前後でのCL-Gapの比較を行った。 【結果】 CL-GapはVAIVT前に上昇傾向となっており、VAIVT後では減少傾向であった。 【考察】 CL-Gapを算出し、CL-Gapの経過を見ていくことはVA不全の早期発見に有用と考えられる。しかし、今後の課題として症例を増やして制度の確認が必要である。 【結語】 HDF療法において補液量を考慮したCL-GapはVA管理の指標の一つとして活用できると示唆された。 |
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