演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

両側下肢の蜂窩織炎の治療中に急性乏尿性腎不全に陥り、血液透析を要した糖尿病患者の一例~患者教育の観点からの考察~

演題番号 : P-2-229

淵脇 瑠里:1、守矢 美代子:1、松崎 由美子:1、松本 さと子:1、迫田 千代子:1、池田 直子:2

1:宮崎県立宮崎病院人工透析室、2:宮崎県立宮崎病院内科

 

41歳男性。入院4年前に健診で糖尿病、尿蛋白陽性を指摘されたが、医療機関を受診しなかった。入院2か月前に足底の鶏眼が化膿したが放置した。両側下肢の蜂窩織炎を来して当院へ入院して抗生剤投与を開始、同時にHbA1c10%台と血糖調節不良で病的肥満を認めたことから、血糖調節並びに減量を行って経過観察したが、1週間ほどで自己退院した。数日後、両側下肢蜂窩織炎が悪化、再入院して治療を再開したものの、腎機能が急速に悪化して無尿となった。急性尿細管壊死と考え、カテーテルを挿入して血液透析を開始した。本人に腎不全の生活管理や透析療法の説明を試みたが、病識に乏しく、介入が難しかった。計12回の血液透析を行って利尿が得られ、血液透析から離脱となったものの、尿蛋白量が多く、今後再び腎機能が悪化して透析導入となる可能性が高い。本症例を通し、病識を高め疾病増悪を予防するための患者教育の在り方について検討する。

前へ戻る