演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

シャント血流低減術を先行させることで安全に鎖骨下静脈狭窄を解除できた1例

演題番号 : P-2-141

山本 耕治郎:1、富田 真弓:1、岡村 基弘:2、小口 綾貴子:1、山内 佳子:1、朱 星華:1、志原 広美:1、落合 美由希:1、緒方 愛衣:1、矢内 佑子:1、鎌田 正:1、家原 典之:1

1:地方独立行政法人京都市立病院機構京都市立病院血液浄化センター、2:(医)社団岡村医院

 

【症例】73歳、男性。右前腕中部の内シャント(端側吻合)で維持血液透析中に、右腋窩から右前腕までの上肢の腫脹と発赤あり精査目的に当科受診した。造影CT検査で右鎖骨下静脈狭窄が認められたことから、シャント静脈高血圧症と診断した。上腕動脈血流量から推測するシャント血流は約2000ml/minと過剰血流も認めたため、先に吻合部直後のシャント静脈をePTFEグラフトに置換し、上腕動脈血流を約1050ml/minまで低下させた。その後鎖骨下静脈狭窄のPTAを施行し右上肢浮腫の改善を認めた。
【考察】シャント静脈高血圧症はシャントの中枢側の狭窄のPTAが有効とされる。しかしPTA後の心負荷増大が懸念され、特に過剰血流を伴う場合はリスクが高いと考えられる。本症例は先にシャント血流を低下させ、心負荷を軽減した後に鎖骨下静脈狭窄を解除することで安全にシャント静脈高血圧症の治療を行うことができた。

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