演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

内シャント近位部再吻合術後に高拍出性心不全を呈した1例

演題番号 : P-2-140

市川 雅大:1、齊藤 克典:1、楠原 隆義:2、倉田 遊:1、近森 正智:1、青江 麻里:1、本田 智子:1、三浦 理加:1、古瀬 智:1、三瀬 直文:1

1:社会福祉法人三井記念病院腎臓内科、2:社会福祉法人三井記念病院心臓血管外科

 

【症例】65歳男性。慢性腎炎由来腎不全で透析歴30年。心房細動を合併していたが、他の心臓合併症の既往はなし。2014年10月、導入時から使用していた左手根部内シャント(AVF)が吻合部で閉塞したため、高位手根部で再吻合術を施行。翌月に、NYHA III度の心不全を呈した。エコー上で左室駆出率67%、上腕動脈血流左右差は2L/分を超え、AVF圧迫にて心拍出量低下を認めたため、AVF過大血流に伴う高拍出性心不全と診断した。AVF閉鎖に加え左上腕動脈表在化を施行したところ、心不全は軽快した。
【考察】左室収縮能の保たれた症例に対する、前腕の比較的末梢部位でのAVF再建であったが、長期使用している内腔が拡張した静脈に再吻合したため、AVF血流が過大になったと考えられた。

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