演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

弓部大動脈瘤が原因と考えられる静脈高血圧症の一例

演題番号 : P-2-138

中村 公一:1、足立 陽子:1、俊野 尚彦:1、亀﨑 通嗣:2、門 浩志:2

1:独立行政法人地域医療機能推進機構神戸中央病院内科、2:京都府立医科大学附属病院腎臓内科

 

【症例】73歳男性. 慢性腎不全にて通院中, 2014年1月腎機能悪化により透析導入が検討されていたが, 4月に胃癌と診断, 手術が予定された. 手術に伴う腎機能悪化懸念されたため同月に先立って左前腕シャント造設を行い, 5月に腹腔鏡補助下幽門側胃切除術施行した. 7月よりシャントより透析導入した. 特にシャントトラブル無く透析行っていたが8月に左前腕浮腫, 脱血不良を認めシャント造影を行ったがシャント血管に明らかな狭窄を認めなかった. より中枢の左鎖骨下静脈造影施行したところ, 上大静脈への流入部手前で描出されず発達した側副血行路を認めた. 鎖骨下静脈が描出されなくなる部位に弓部大動脈瘤を認め, それによる圧排, 慢性的な血流障害が疑われた. 後日, 対側肢にシャント造設し, 旧シャントの閉鎖術施行した. 術後, 旧シャント肢浮腫は改善した.
【考察】弓部大動脈瘤による鎖骨下静脈圧排が原因と考えられる静脈高血圧症を経験した. 若干の文献的考察を交えて報告する.

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