演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者における放射線検査の被曝線量低減の試み

演題番号 : P-2-032

谷口 顕士:1、角野 まゆみ:1、中村 明彦:1

1:おさふねクリニック

 

【目的】血液透析(HD)患者が受ける放射線検査の被曝線量は施設ごとに調節されているものの、その妥当性の検討は少ない。HD患者の放射線検査の被曝線量の推定値と、日本診療放射線技師会が推奨するガイドライン(G)を比較、被曝線量低減の妥当性を検討した。
【対象と方法】過去1年間に腹部CT検査歴のあるHD患者81例を対象とし、対象者は毎月1回、胸部X線検査を受けていた。胸部X線検査では入射表面線量の推定値を、腹部CT検査ではDoseLengthProduct値から実効線量の推定値を算出した。
【結果】撮影条件を固定している胸部X線検査の入射表面線量の推定値は0.15mSvと、Gの50%であった。腹部CT検査の実効線量の推定値は2.68~13.13mSvと個人差を認め、平均値の7.10mSvはGの36%であった。透析医や放射線科医の読影に支障をきたした事例は無かった。
【考察】放射線検査の被曝の多いHD患者では、より低い被曝線量が望まれる。今後、HD患者の放射線検査の被曝線量に関するガイドライン化が望まれる。

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