演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

認知症周辺症状にペロスピロンが有効であった外来維持透析患者の2症例

演題番号 : P-1-534

雫 淳一:1、金子 志穂:1、井内 義夫:1、小坂 悦子:1、松岡 一樹:1、岩佐 悠子:2、高橋 正毅:2、蒲谷 尭:2

1:(医)社団愛和会熊の前腎クリニック、2:(医)愛和会南千住病院内科

 

【症例1】70歳男性。糖尿病、陳旧性脳梗塞、アルツハイマー病を認め、透析歴は5年。介護や治療に対する抵抗、暴力や暴言などの問題行動が出現し、日常生活や透析に支障が出たが、セロトニン・ドパミン受容体拮抗薬のペロスピロン内服にて改善
【症例2】84歳女性。陳旧性脳梗塞、認知症(レビー小体型認知症疑い)を認め、透析歴は4年。下腹部違和感を訴え、夜間や透析中などに不穏になり日常生活や透析に支障が出たが、腹部精査によっても何ら異常を認めず、ペロスピロン内服を開始して改善
【結果】ペロスピロンは半減期が短く主に胆汁排泄であるため透析患者においても蓄積しにくい向精神薬である。透析患者の認知症周辺症状のコントロール目的で使用した場合にも、重篤な副作用は認めず、血圧低下など血液透析への影響のない有用な薬剤であると考えられたので、文献的考察も加えて報告する。

前へ戻る