演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析導入時に意識障害をきたし、症候性てんかんと診断された一例

演題番号 : P-1-532

飯尾 麗:1、水野 仁:1、金子 哲也:1、申 性孝:1

1:NTT西日本大阪病院内科

 

【症例】78歳男性。慢性腎不全、慢性心不全、心房細動、C型慢性肝炎にて他院へ通院していた。肺水腫に伴う呼吸不全のため気管内挿管され、CHDFを開始された。抜管・CHDF離脱後、維持透析導入のため当院へ転院。転院当日に夜間譫妄を認めたが、その後は認知症状もなく経過していた。第21病日に内シャント作成。第23病日に意識消失しJCSⅢ-300の状態となった。39.5℃の発熱を認めたが呼吸状態や循環動態は保たれており、炎症反応もCRP2mg/dLと高値ではなかった。頭部単純CT[、MRIでは陳旧性ラクナ梗塞を認めるも、脳出血や新規の脳梗塞などは認めなかった。髄液検査も異常所見はなく、脳波では徐波が主体だった。第23病日から抗てんかん薬を開始したところ、第26病日に開眼あり、徐々に意識回復。強い筋力低下はあったものの第30病日には意識清明となった。
【考察】突然の意識消失後、3日間意識が回復しなかった症候性てんかんの症例。高齢での新規発症であり、てんかん症状としても非典型的であり、文献的考察を交えて報告する。

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